貧乏エンジニア漫遊記

大手造船会社エンジニアが世界を股に掛けた、面白奮闘記です!

35.オーストラリア・ゴールドコースト滞在記

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1998年12月2日より22日まで、家内同道、オーストラリア,クイーンズランド州、ゴールドコーストに4週間滞在した。目的は、老後住むに値するか否かを見定めるため。

仮住居をバーリーへッズ(Burleigh- Heads)のウイークリー・マンションに定める。サーファーズパラダイスから各停バスで10駅ほど離れた所。
ここは南太平洋の海際。毎朝、空も海も金色に染まる。夕刻も同様。

毎朝、マンションから徒歩1分の浜で泳ぐ。白砂は稠密。波高は常に3メートル以上。50メートル沖に出ると強い横流れがある。岸に向かって泳ぐと波のため二進一退で、最初はやや焦る。浅場で波に向かって立つと、もんどり打って倒れ宙返りをする。家内は「波の中で泳ぐと酔う」と言って、マンションの豆プールで泳ぐ。

初めのうち、波打ち際を裸足であるく。快適ではあるが、家内が腰をいためる。砂浜にそって帯状の公園が伸びており、その遊歩道での歩きに切り替える。公園の整備は極めて良い。無料シャワー設備が200メートル毎にある。バーベキュー設備も自由に使える。海辺のアウトドアとしては申し分無い。

メモ!
•1.古着屋: 古着屋が矢鱈にある。救世十字軍教会がボランティア資金をかせぐためにリサイクル業をやっている。教会が市中に投捨箱を設け、住民が古着をそこに捨てる。信者がそれを洗って売っている。清潔で安い。

•2.骨董屋: 骨董屋はすくないが、古道具屋は結構多い。戦前のイギリス製安物をアレコレ土産用に買った。

•3.古本屋: 古本屋は多い。明治時代のラゲ訳の新約聖書を4ドルで手に入れた。これは掘り出し物。

•4.オープンマーケット: 週に1回カララというところでオープンマーケットをやっている。これは立派な市場。観光客よりも地元の人間が相手。値段もリーゾナブル。岡山のコンベックス会館での輸入品市に道の駅を三っつ合わせたくらいのもの。

•5.野鳥園: 自動車で1時間ほどのところにカランビン野鳥園がある。ここでは、野生のインコが餌付けをされており、1日2回群れをなして飛んでくる。またコアラとカンガルーが檻なしで飼われている。アボリジニの踊りもある。

•6.アボガド公園: 入場無料だから文句は言えないが、これはわざわざ見に行くほどの所ではない。有袋類のムササビがいた。奥に池があり、そこに咲いているブーゲンビリアは見事。

•7.ワーキングホリデイ: 最近若い日本人が、男女を問わずワーキングホリデイ・ビザで多く滞在している。彼等は志があるわけでなく、単にアルバイトしながら遊んでいるだけ。安上がりのため同棲している者が多く、風紀は極端に乱れていると言う。真面目な語学留学生は迷惑している。

•8.ホームセンター(Hardware Shop): 大きなHardware shopは一見の価値がある。日本のホームセンターでは、アマチュアの日曜大工道用程度の材料しか置いてないが、オーストラリアのそれは、家が一軒建つだけの材料はすべてそろっている。

•9.スーパーマーケット: 住民用のスーパーマーケットでは肉と酪農品が安い。日本の2割から5割。缶詰は豊富。衣料品に一流品は無い。スーパーマーケットが数軒いっしょになっている所があり、フェア-と呼ばれている。そのうちの一つ、パシフィック・フェア-はサーファーズパラダイスに近い。

•10.ビザ申請: 日本国内でのビザ申請はパソコンでできると云っていたが、これは旅行社ができるということ。一般人は不可能。

•11.税関: 税関は後進国なみ。ただしチップをくれとは云わない。持病用の薬を持っている者は注意。薬の英名を知らないとトラブルになる。ビリスベーンの税関吏員は程度が低い。

•12.交通手段: 空港より長距離バスが出ている。アンセット航空を利用する場合は前日にブリスベーンに泊まる必要あり。マイクロバスが安上がり、HISにたのめる。

•13.アンセット航空: サービスは良い。帰りの便の朝が早すぎるのが難点。

•14.レストラン: シーフードレストランはまあまあの所あり。

•15.英語発音: エイをアイと発音するすることは先刻承知だが、PleasureをPressure と発音するのにはまいった。

•16.自然保護区: Pine Headの横の川沿いの土地は自然保護区になっている。マングローブ林のまま。中央に長い木の回廊が設けてある。亭が2箇所ある。引き潮時は蟹の天国。三味線蟹が主だが緑色の小蟹もいる。満潮時は30センチくらいの海魚も数多く泳いでいる.観光化されていない。

•17.土産:オーストラリアの土産にろくなものが無い。白っぽいオパールと羊の毛皮ぐらいらしい。羊の毛皮は土産と言うにはカサが張りすぎる。

•18.園芸: 一戸建住宅には必ず庭が付いている。サボテンが立派に育つ環境だが、植物はブーゲンビリヤを始めありふれたものが多い。家の道路面に垣根の無い家が多い。際立った四季が無いので、庭木や花の手入れはきわめて容易。

•19.囲碁将棋: 日本人クラブに囲碁将棋のサークルは無いらしい。

•20.一般的印象: ゴールドコーストは、病気の療養には素晴らしい所。湿度は低く快適至極。ただし文化的設備、環境はゼロ。長くいると次第に阿呆になっていく。

•21.物価: オーストラリアで住んだほうが安くあがる。

•22.医療: 日本語が通じる病院がある。健康保健、海外旅行疾病保健もきく。

•22.結論.ゴールドコーストは終の住処たりえない。移住にふさわしくない。ゴルフしか趣味の無い人間しか住めない。

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 comment
  1. dabo_gc より:

    はじめまして。ゴールドコースト在住の者です。
    偶然、このブログを見つけ、お父様のゴールドコースト観を読み、大したもんだと関心しました。20日間の滞在でしっかり見切られたのですね。「長くいると次第に阿呆になっていく」というくだりは「その通り!」と思わず笑ってしまいました。
    私たちは家族4人で1991年に移住してきましたが、お父様がいらっしゃった1998年頃を思い出すことができました。まだ子供達も小さく毎日の生活に追われていましたが、今思えば物価も安く生活しやすい土地でした。でも今は・・・・

    • 玉壺 より:

      dabo_gc様

      コメントいただき有難うございます。

      ゴールドコーストにお住いの方にとって、大変失礼な内容もあり、すみませんでした。
      私からすればうらやましい限りです。(笑)

      実は父も移住するつもりで、1990年くらいにサーファーズパラダイスに家を建ててました。
      その後定年退職して、1998に移住するか決めるために母と視察に行ったわけです。
      ですから既にゴールドコーストについてはいろいろと調べて行ったんだと思います。
      最終的に移住しなかった理由は、ブログの内容だけではなく、健康上の不安が大きかったのではないかとも思います。生活習慣病は一通り持っていましたので^^;

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